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新保 浩

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四十九日

日曜日、滞りなく終了いたしました。

それにしても、この2か月は時間感覚がおかしくなるくらい、あっという間に過ぎてゆきました。


母は旅立って行けたのかな。



1月も、もう少しで終わりますね。

あらためて、「時」は「命」であると実感する毎日です。

IMG_4570.jpg


よし、新しい朝のスタートだ!

やっぱり朝は気持ちいい!

体調も万全。

健康でいることができる、今日この日に感謝!



多くのものを抱えていたことに気づく

インフルエンザと診断された。
医師からの診断は、インフルエンザA型。
予防接種を10月に指導員全員でしたのに・・・何で?という落胆。
でも、かかってしまったのだから仕方ない。

母が亡くなった後、父の夜間ケアのためにセンサーマットを導入。その発信音が夜中に1時間に1度ペースで耳元で鳴る。
すぐに飛び起きて1階に降り、フラフラとした足取りで歩く父をトイレに誘導。再びベッドへ寝かせる。
ん?この感覚、なんだか昔を思い出すなぁ・・・と思った。
そう、昼夜逆転した息子を寝かしつけた20年近く前の、あの頃と似ている。
あの頃は私も30代。気力も体力もあった。
今は気力はあるものの、体力がついていかなかったのかもしれない。
自分では気づかないうちに体力が弱っていたのだろう。
案の定、そこに、インフルエンザウィルスは忍び込んできたのである。




発症と分かった以上、やることがある。
まずは、一番体力の弱い父の隔離である。
ケアマネに連絡し、週末のショートステイの延長手続きをしてもらえることとなった。
介護保険は使えず、全額負担になるが背に腹は代えられない。
本当にありがたい。感謝でいっぱいである。

次は、すまいるスペースである。
自分がいないと困ること・・・・たくさんあるが、特に放課後デイの送迎。
これは末吉に代わってもらうしかない。他に運転できるものがいない。
その他のことは任せるしかない。
その末吉も体調不良で火曜日にダウン。
放課後デイの送迎は中止となる。
送迎がないと利用できない方はすべてお休みとなった。

そして、息子。
通所施設から帰宅後の自宅での息子のサポートをいつも通りにしてもらわないと。
ところが、私がインフルエンザと分かった時点で、サポートの断りの電話が入った。
ということは、インフルエンザにかかった父との生活。
ひとり親家庭の我が家ではインフルエンザから息子を守ることさえできないということか・・・。
福祉の限界を知る。

意識がもうろうとする中で、地域の診療所に向かった。
たったひとりの受付の人の、患者の方への横柄な対応がとても気になる。
(体の具合の悪い人たちがわらをもすがる思いでここに来ているのだぞ。
個人的に虫の居所が悪いのか知らないが、人の気持ちをいたわれない人が医療現場の受付をするな!)
もうろうとする意識の中でも、サービス業としてあるまじき行為だと思った。

そして案の定、というか当たり前のように、息子はインフルエンザにかかった。
インフルエンザにかかっているの自分が息子の対応をしなければ、誰も対応できないのだから当たり前のことである。
今も39度以上の熱で苦しそうであるが、乗り越えてもらうしかない。


今回のインフルエンザ発症でたくさんのものが見えてきた。

まず、自分は倒れてはいけないのだ。
何があっても、倒れてはいけない状況にあることを再確認した。

考える以上に、自分がいないと困る人がたくさんいることに気づかされた。

そして自分が仕事を休みの間フォローをしてくださる皆さんへの心よりの感謝。
それはすまいるスペースのスタッフはもちろん、ご利用者ご家族の皆さまへの感謝である。
そして父のショートステイに対する無理難題をお聞きいただいた、ケアマネ、施設スタッフの皆さんにも感謝したい。
もしこの状態で高齢の父を自宅に戻したら、命の危険の可能性も十分あったのだ。
決して大げさな話ではない。

一方、福祉の限界にも直面したのも事実。
ひとり親家庭の現実に直面したのも事実。
心無いたった一人の診療所受付の行動に、自分たちはこうなってはいけないとの反面教師の思いを持ったのも事実。

人を支えるためには、自らが健康であらねばならぬこと。
それ無しには、実現できない。


とにかく、たくさんの“気づき”をいただいた、今回のできごとであった。


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