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新保 浩

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想いは届く

「そんなことは不可能だ。」


そう思われることも、

信念をもって、決してぶれることなく、全身全霊で進んでゆけば、

時として、巨大で重厚な岩をも動かすことがある。

もちろん、それは私利私欲のようなものではない。


そのような想いの波動は、時として強固な壁をも打ち破ることがあるのだ。


今回、まさにそのことを目の前で見せていただいた。

お子さんのへの親としてごく普通の願いに対し、

明らかに理不尽で、心ない事務的な相手の対応。

自らの業務がすんなり進むことを目的とした、

まるでパズルの型嵌めを行っている如くの発言。

そこには、現実に日々を生きるご家族への配慮を感じることはできない。

私も過去に同じようなものをたくさん見てきた。


それでも、あきらめずに動き続けるご家族の姿をみて、いつも力になりたいと思っていた。

それだけに、最後の最後に大きな壁を打ち破ったご家族の姿に、

嬉しくて、涙がこぼれた。


もうすぐ、別れの季節がやってくる。

世の中は決して優しい人ばかりではないけれど、

これからきっと、素敵な出会いがたくさんあるはず。



信念のある想いは、行動となる。

そして、その想いのある行動そのものが、人の心を動かすこともある。





6年前を思い行った避難訓練

あれから6年。

今も鮮明に頭から離れない、3月11日。

あの日から、
家族の状況、生活、価値観、繋がる人たち、すべてが変わった。

震災後に、それぞれの人がとった行動を見て、
私の心の中では、本物と同時に偽物があぶりだされた。
その偽物と思われるものとの、距離を置くこととした。
そして、6年の時を経て、今日に至っている。

今、確実に言えること。

この6年間、個人的には心をクリアにして自分に正直に動いた。
その道のりに後悔はないことはもちろん、
自分の進むべき道が、確実にここであったことを実感している。
今、本当に素敵で充実した毎日を送らせていただいている。
これまで出会った方々には、感謝の気持ちでいっぱいである。

一方、被災地では震災の傷跡が今なお残っていることを、忘れてはならないと自分に言い聞かせている。


3月11日を前に、事業所では地震を想定した避難訓練を児童と行った。
児童や指導員の安全の確保。そして、命を守ること。

それは私の最低限の使命でもある。




3月


自分の知る海とは、全く違う海を見に行った。


今までに見たことのない、神秘的にさえ感じる、潮の流れ。

自然はやっぱりすごい。

人間はちっぽけな存在であることを感じた。


それでも、一艘の船がその強烈な潮の流れを上ってゆくのを見て、

自然にはもちろん足元にも及ばないけれど、

人間もすごい存在であると、感じてしまうのだ。



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