ありがとう。
そして、88年間の人生、
本当にお疲れさまでした。
安らかに、
ただ安らかに、
旅立っていってくださいね。
思い返すと、あなたは、もともと、そんなに口数の多い人ではなかったですね。
親子といっても、息子と父親。
男同士だから、普段から、そんなにたくさんの話はしなかったよね。
でも、会話そのものは確かに少なかったけれど、父は僕や孫のりょうまのことをしっかり見守っていてくれたのだと思う。
りょうまが小さかった頃、
シングルファーザーだった僕の代わりに、
学校までの送迎や学童保育の送迎を、母と一緒にしてくれたっけ・・・。
今考えると、様々な出来事が、無償の愛そのものだったということが、痛いほどわかる。
「感謝」という言葉しか、出てこないよ。

何も心配いらないよ。
これからは、空の上から母と一緒に、夫婦で僕らを見守っていてくださいね。
あなた方の生き方に負けないくらいの生き方を、
そしてあなた方からいただいた優しさを、
僕の残りの人生でつなげてゆくつもりです。
ありがとう。
そして安らかに。
心から、ありがとう。
2018年2月11日
旅立っていった父へ